実践!「自分で作る教材」で〇〇語トレーニング(フランス語編-2)
それでは早速、定着のための繰り返し学習を始めます。目標は、日本語を見てすぐにフランス語が発音できるようになることです。
本サービス「自分で作る教材で英会話トレーニング」の本来のプログラム内容は、このスクリプトのAさん、Bさんの役割を講師と受講者の間で交代しながら発音するロールプレイを行うというものです。しかし、今回は私一人しかいませんので、自分でAさんとBさんのパートを発音して定着させます。ただ、受講者が自分で予習する時も同じことをするのだと思います。ただ、二人でロールプレイをするときと、一人で発音する時との大きな違いは、やはり緊張感と思います。自分一人で発音している時はちゃんと口から出ていたものが、二人でロールプレイをすると、緊張して出てこなくなる時が多々あると思います。ただし、これがまさに仕事場で同僚と会話する時のシチュエーションですので、やはり二人でロールプレイすることは英語で実際のコミュニケーションを行うために役立つと考えます。
以下、具体的な練習方法です。
(1) 日本語のスクリプトと外国語(今回はフランス語です)のテキストを並べて、日本語で何が言いたいかを頭に入れながら外国語を音読します。機械的に全文を通して何回も音読して覚える…のも良いですが、個人的には一文一文その意味を噛みしめながら音読したいので、日本語の一文を外国語で再現できるまで音読し、できたら次の文に進みます。
(2)何回か音読してだいたい覚えたな...と思ったら、日本語だけを見てフランス語を発音します。
(3) 日本語→フランス語がスラスラ出るようになったら、次にフランス語だけを見て日本語がスラスラ出るようにします。
自分自身では、上記(1)で10回ぐらい音読して、文の中の動詞の周辺の単語がやっと覚えられるという感じです。sur mon vrai travail de commercialのような目的語はすぐ忘れてしまいます。また再帰動詞に慣れていませんので、…agissent comme si ça ne les concernait pas et ne donnent aucun coup de main. などもなかなか覚えにくいです。
フランス語を覚えるために音読した時に感じたことを以下にまとめます。
- まず音読を始める前の準備ですが、"tu obtiens.." などは"les personnes ... agissent"のagissentの語尾の-entは読まずに[アジス]のように読むので[オブティ]と読むのかと思うと実は[オブティエン]のように-ensのenまでは発音する、など語尾の読み方に迷うことが結構あります。それで発音を確かめるために辞書を引く時間が非常にかかります。
- 英語に慣れていると再帰動詞が理解しにくい。辞書を引いてその再帰動詞の他の例文を探して、「ああ、こういうことか」と納得するまでにもそれなりの時間を要します。
- 「自分の言いたいことのニュアンスを伝えるのに、本当にこの文章で良いのか?」という疑問が常に付きまといます。「通じるフランス語」がどういうものかを分かっている人がそばにいれば良いのですが....
と言うわけで、「通じるXX語」がどういうものかを分かっている人をトレーナーにして語学を勉強するのは、忙しい人にとっては効率の良い方法と言えます。その意味でも本サービス「自分で作る教材で英会話トレーニング!」の受講には大きな意義があると思います。