実践!「自分で作る教材」で〇〇語トレーニング(準備編)
前回11/30付のブログで、この教材を使って私があまり得意でない
フランス語、中国語等を自ら学習して、その様子をつぶさにここに報
告すると書きました。今回はその第一弾です。それでは早速中身に入
っていきましょう!
本サービスの以下のWebページに沿って進めていきます。
https://self-made-eikaiwa.com/service/
(1)「仕事などで使う、本当にしゃべりたい会話文」を日本語で作成する
(以下、職場でのAさんとBさんの間の会話、というか愚痴を言う人と
その聞き役の会話文の例です)
A: 調子はどう?
B: 今度の展示会の準備が結構忙しくて、なかなか営業の本業ができないよ。
A: 展示会でリードをたくさん獲得すれば、営業成績も上がるんじゃないの?
B: まあ、そうだけどね。ただ一番問題に思っているのは、展示会の担当以外の
人が全く他人事で全然手伝ってくれないんだよ
A: そうか…でも手を挙げたの君だろ?
B: そうなんだけど、打ち合わせのときに課長から「この展示会、誰か手伝ってくれるか?」
と打診されたときに、他にやる気のあるやついたか?結局ヤル気のあるやつがやる、
やる気のない奴は何もやらない、それで給料は全然変わらないんだよな….
A: なんか仕事を頼んでみたらやってくれるかもよ?
B: ヤル気の無さが顔に出ている人には何も頼みたくないんだよね。断られる可能性
が高いし、断られて心が痛むの、自分だからね。
A: まあまあそう怒るなよ。夕方から時間ある?飲みに行こうよ。
(2)受講者自信がGoogleなどで翻訳(英訳)し、可能な限り推敲する
この「可能な限り推敲する」というところが非常に大事です。
私が電子情報通信学会の英文誌の編集委員を務めていた時、「これ
日本語を機械に翻訳させて、そのあと全然自分で推敲していないでしょ....」
という英文論文を見たことがあります。それがなんと大学の教員の
投稿でした。「『通じるか通じないか』を自分で判断できないからこの
『自分で作る教材で英会話』のサービスを受講するんじゃないか」という
意見は半分は正しいですが、いやしくも英語を「勉強」するのですから、
少なくとも「自分はこれで良いと思う!」と言うレベルまで推敲する、
あるいは少なくとも翻訳された文中のすべての英単語と英熟語の意味
は自分で理解してほしいのです。
以下が(1)に掲載した日本文を機械に翻訳させたものです。これはGoogle
翻訳ではなくChatGPTの無料版を用いたものですが、毎度翻訳の素晴らしさに
感心します。もちろん、ネイティブスピーカーから言わせると、もっと気の
利いたフレーズを利用すべきかもしれないですが、私でもこの英文であれば
完全に通じる、仕事に使えるということは断言できます。
A: How's it going?
B: I've been pretty busy preparing for the upcoming exhibition, so I haven't been able to focus on my main sales job.
A: If you get a lot of leads at the exhibition, won't that boost your sales performance?
B: Well, yeah, that's true. But what bothers me the most is that people who aren't in charge of the exhibition act like it's none of their business and don't help at all.
A: I see… But you're the one who volunteered, right?
B: Yeah, I did. But when the manager asked in the meeting, "Can someone help out with this exhibition?" was there anyone else who showed any motivation? In the end, the motivated ones do the work, and the unmotivated ones do nothing—and yet our salaries stay the same.
A: Why don't you ask them for something? They might help you!
B: I don't want to ask someone whose lack of motivation shows all over their face. They're likely to refuse, and if they do, I'll feel hurt.
A: Come on, don't be so mad. Do you have time this evening? Let's go grab a drink.
(3)「英語と日本語に堪能」であり、「技術を理解できる講師」が英訳を添削
上記例文には技術的要素はほとんど入っておりませんので、本サービス代表の
井田の良さをフルに活かすことができませんが、実際は電気電子分野をはじめ、
幅広い技術に関する英文の言い回しの良し悪しを判断できますので、是非
本サービスをご活用ください(一応宣伝です)。
本サービスはこの後以下(4), (5)のように続きます。
(4)この英訳スクリプトを用い、講師と受講者間でロールプレイを行う
(5)講師はスクリプトの途中で「オリジナル文に無い質問」を投げかける
(4)では、AさんとBさんの役割を講師と受講者の間で交代しながら何回も
繰り返します。
そしてこの(5)が本サービスのミソですが、講師があらかじめ用意した
「オリジナルの英文に無い質問」をスクリプトのいろんな箇所で受講者に
英語で投げかけます。もちろん、受講者の答えによってまた違う疑問が
出てきたら、それを確認するような質問をします。
すでにお気づきの通り、私のこのブログの目的は自分自身でフランス語、
中国語などの学習をするのを皆さんに報告するということです。ではなぜ
オリジナルの日本語スクリプトを英語に翻訳したかと言うと、以前Google
翻訳を利用した時に、日本語→英語以外の他の言語に翻訳した時に、どうも
Google翻訳内部でいったん日本語から英語に翻訳して、その英語をさらに
英語以外の言語に翻訳しているフシがあったからです。今回はChatGPTを
使用しましたが、英語を起点にしていろいろの言語に翻訳するというのは、
インターネットに存在する英語の記事の多さから納得できます。したがって、
このブログでも日本語からフランス語、中国語に翻訳する際に翻訳の正確性
を上げるために、まず英語に翻訳して、それが正しい英語になっているかを
確認してみた、というわけです。
本日は長くなりましたので、また次回のブログにて上記英語スクリプトを
まずフランス語に訳して「自分で作る教材で〇〇語トレーニング!」の実践を
行いたいと思います。